《MUMEI》

「そうかな──」

「あたしはそんな気するけどな〜♪」

「───────」





確かに──

そうかも知れない。





『ええ奴なんやで』





先生も、何か信頼してるみたいだし──。





「ぁ、早く行かなきゃ先生来ちゃうッ」

「ぁ‥」





そうだ──‥。





これから全校で、先生の退院祝いパーティーをやるんだった。





「──はぁ、何とかセーフみたいだね〜」

「うん‥」





暗幕を引いた体育館は、

真っ暗闇。





先生が来たら、明かりを付ける事になっている。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫