《MUMEI》

話していたら、先生が体育館に来たから‥一斉にみんな黙り込んだ。





先生は、いつもと違う雰囲気に戸惑っているみたい。





「──あれ‥何でこないに暗いんや‥?」





先生は、キョロキョロしながら呟いた。





「誰もいーひんのか‥?」





先生が、数歩進んだ時。





担当の生徒が、照明のスイッチを押した。





一気に、体育館が明るくなる。





「──!?」





先生は、かなりビックリしたみたいだった。





「な‥‥‥何や? 誰の誕生日なん‥?」

「眞野っちの退院祝い♪」

「だから、今日は授業返上でパーティーする事になったんです☆」

「パー‥ティー‥?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫