《MUMEI》 「ほんとにありがと♪」 蜜君は、 これ以上ないんじゃないかって位の笑顔を見せた。 「はいっ、ランはこっちね♪」 「‥‥‥‥‥‥‥」 本気で添い寝するハメになっちゃったよ‥。 「ふふっ、何かママがいるみたい」 「‥ママ‥?」 「うんっ♪」 まさかこれが小悪魔の甘いマスクだとは‥ 中身を知らない限り、 たぶん思わない。 「──ライト消してくれる?」 「は‥はいっ」 ベッドの側にあるライトを消すと、 部屋は真っ暗になった。 でも、 だんだん目が慣れてきて── そしたら‥。 蜜君が‥ 私に迫ってる事に気付いた‥。 前へ |次へ |
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