《MUMEI》

水無月「射殺したの?…」 
雅治「ん?知らなかったのか…」
 
水無月「私は、捜し物してたからね…洋館の中を…」 
水無月がテーブルを見つめ、目を細めた…
何かを考えこんでるようだ 
水無月「ねぇ、あのとき…」
 
雅治「話は後だ……お客さんだ……」
 
庭に誰かが侵入したようだ…
 
センサーが探知し、警報ランプが点滅した…
警報音は、OFFにしてある 
水無月「…」
 
雅治「…」
 
防犯カメラのモニターに、敵が映し出されてた、
 
庭に2人 玄関に2人…
 
 
リビングの窓ガラスが割られた!
 
鉄の大ハンマーを持ってる男が土足で入って来た 
 
「おとなしくしないとケガすんぜ!!」

図体のでかい、眉毛が刺青の男だ
 
続いて、もう一人
 
玄関からも…
 
計4人
 
雅治「鍵なら開いてる…わざわざ窓、割るなよ」
 
水無月「見たことあるわね、貴方…たしか、前嶋とか言ったわね…」
 
前嶋「憶えて下さっていて、光栄ですよ…、水無月さん…」
 
雅治「お前の仲間か?」  
水無月「仲間?、よしてよ…こんな品の無い人たち…」
 
前嶋「その、品の無い、俺達に、可愛がられるんだよ!!あんたはな……
たっぷり、可愛がって差し上げますよ、水、無、月、さ、ん、」
 
ニタニタと、下品に笑う
パンチパーマの、色眼鏡、野郎 
 
前嶋「そっちの男は、先に死んでもらうぜ」
 
雅治「そりゃぁ残念だ、せっかくの白黒ショーが見れないとはな」
 
前嶋「いきがるな、…」
 
前嶋が俺を見た
 
前嶋「オイ!薬射てや!」 
若いチンピラが注射器を出した
 
前嶋「沖縄の女も、これで狂ってたぜ…」
「お前にも、味あわせてヤルよ…」 
 
雅治「なるほどな…」
 
若いチンピラが近づいてきた
 
雅治「始めるか…」
 
男は、懐から、銃を抜いた 
前嶋「!」
 
雅治「…ほら、早くこっちえ来いよ…」
 
若いチンピラを、手招きした
 

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