《MUMEI》 「遊園地なん行くんは何年振りやろなぁ──」 先生は、何だかワクワクしているみたいだった。 「卯月は遊園地て最近行ったか?」 「小学生の頃は良く行きましたけど──最近はほとんど‥」 「そうやよなぁ」 「ぁ、先生てお姉さんいたんですよね?」 「ぁぁ──今日はおかんと買い物行くんやて」 「仲良しなんですね」 「かなり気ぃ合うとるみたいやし、姉妹みたいな感じやねん」 「いいですね──そういうのって」 「そやなぁ」 そう言ってから、先生は苦笑した。 「オレはたまに不利やけどな」 前へ |次へ |
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