《MUMEI》

「誓え‥?」

「‥鎖で繋がれてぇならいいけど」

「ぃ‥ぃぇ‥」





繋がれたくないデス‥。





「‥やだろ。飼い犬でもあるまいし」

「ハイ‥」

「だから誓え」

「───────」

「‥蘭」

「分かっ、た‥」





鎖で繋がれるのがやだからってだけじゃない。





ていうか、

そんな事関係ない。





私、

好きなんだもん。





鳳君と蜜君が。





──離れたくないんだもん。





2人と、

一緒にいたい。





「──っ?」





──右のほっぺたに、

柔らかい感触。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫