《MUMEI》

―――――――――




「へぇ…んじゃやっぱりオレらだけじゃないんだな。」

「みたいね…しかも敵って…あたしたちどうなるのかなぁ…。」

とりあえずボクは、さっき夢の中で棗さんと話したことを2人に教えた。もちろん…最後の方だけね?

「とりあえず鍛えろって言うんなら鍛えりゃいいんじゃねぇの?」

うーん…なんだかわかんないことだらけだ。鍛えるっていってもなぁ…?

「…あ、時間ねぇな。」

「…あれ?空くん、今の時間は?」

「ん?1時半。」

「海…午後の授業って…」

「1時半からね…。」

ボクたちは一瞬顔を見合わせた。そして…

「「「急げぇー!」」」

はぁ…なんだかついてるけどついてない日だ…。

とりあえずボクらは、海に捕まり全速力で教室へ飛んでいった。

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