《MUMEI》 走って来たようで息も絶え絶えだ。 パーカーのフードを深く被っている。 フェンスからまた人影 夜遊びか? 感心しないな。 二人は抱き合っている。 駆け落ち? また、ノゾキか…… 溜め息出そう。欠伸も。 恋人?キスしてるし。 でも、二人ともスカート……、どう見ても……女子。 「ン……ッ……」 小さな高音が主体の喘ぎ声 ……えーと? ニャー…… 大きな音を立てて野良猫が俺の横を通り過ぎる。 馬鹿猫! ……バレた。 逃げなきゃ、 ずっと息を潜めているよりは結果的に良かったかもしれない。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |