《MUMEI》

勿論あの後‥

蜜君は鳳君と言い合いになって──

どうなったかっていうと‥。





「‥‥バカくせ‥」

「初めからこうすれば良かったんだね♪」





鳳君が私の右手、

蜜君が私の左手を繋いで‥

何とか円く収まった。





でも私は‥。





「‥‥‥‥‥‥‥」





かなりヤバい状況な訳で‥。





ていうか男子2人に両手繋がれてるとか、

有り得ないんだけどっ‥。





「下ばっか見てっとぶつかるぞ」

「‥ハイ‥」





でも今‥

それどころじゃないんですッ‥。





「ラン、だーいすき♪」

「ぇ‥、ぇ‥‥‥」





卒倒しても‥

いいデスカ‥?

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