|
《MUMEI》 「観覧車？」 「先生と遊園地に来たら、絶対一緒に乗りたいって思ってて‥」 「──奇遇やなぁ、オレもやねん」 「ぇ──」 「ほんまオレ達気ぃ合うなぁ」 「───────」 「卯月？」 「行こっ、眞野っち」 「‥ぇ」 今、 〝眞野っち〟て‥ 呼んだか‥？ 「眞野っち？」 「‥ぇ、ぁぁ‥」 やっぱり‥ 眞野っちて呼んだみたいや‥。 卯月にそない呼ばれたんは‥ 初めてやな‥。 ずっと先生て呼ばれとったから‥ 何や恥ずかしい気ぃもするけど── やっぱ嬉しいもんやな。 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |