《MUMEI》

せや‥‥‥前にも言うてくれたよなぁ。





太陽みたいやて。





オレは、そんなナイトやて。





「卯月はだんだん──泣き虫やのうなってきとるやんな」

「ぇ──」

「よう笑うようになったし」

「──先生のお陰です」

「そか?」

「──はい。先生が私の事守ってくれるから──安心して笑っていられるんです」

「───────」

「先生は──私のナイトですから」





──ほんまに、穏やかな笑顔やった。





見とるだけで、

幸せになれるような笑顔やった。





──最高の贈りもんを、もろたような気ぃした。

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