《MUMEI》 私達は柏木さんへのお土産を買いに、 和菓子屋に来た。 蜜君は、 鳳君に蜜豆をおごってもらって── 今、 それを食べてる真っ最中。 鳳君は、 ショーケースの中をジッと見つめて考え込んでる。 「‥‥‥‥‥‥‥」 「柏木さん──どんな和菓子が好きかなぁ‥」 「何でも好きみたいだけど」 「何でも‥?」 「ぁぁ‥、────」 鳳君は、 詰め合わせの箱に気付いた。 「‥これにすっか」 「ぇ、多くない‥ですか‥?」 「賞味期限持つみてぇだし──大丈夫だろ」 財布から5000円札を出して、 鳳君は和菓子の詰め合わせを買った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |