《MUMEI》 「先生ッ、ほ‥ほんとに撮ったんですか‥!?」 「撮ったで〜? 碧依可愛え顔して写っとる」 「せっ‥先生っ──」 「待受にしよかな〜」 「!? だっ‥駄目ですよ‥」 「取りあえず──そっち送るな」 先生は、私の携帯に画像を送ってくれてから──待受画面を切り替えた。 「ほんとに‥その画面でいいんですか‥?」 「当たり前やん」 「ぇ‥‥‥」 他の先生とかに見られたら大変じゃ‥。 「おっ、星出てきたで?」 「星‥‥‥?」 上を見上げたら、小さな星がいくつか、キラキラ光っていた。 前へ |次へ |
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