《MUMEI》 友達「ハナ」 “なあに‥?” 「ずっとこんな森にいて──滅多に人間も訪れなくて──寂しかったよな」 “ううん。それに‥仕方ないの。この森で起きる事はみんな‥ハナの仕業だって思われてるから‥、お兄ちゃん‥?” 「俺──ハナの友達‥になってもいいか?」 “友達‥?” ハナはきょとんとした。 “友達‥‥‥” 「‥ぁ、嫌なら無理には‥」 “ううん” 「ぇ」 “ハナ、お兄ちゃんと友達になりたい” 俺を見上げる瞳が、 輝いている。 “宜しくね、お兄ちゃんっ” 前へ |次へ |
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