《MUMEI》

「武装犯に告ぐ」
「武器を捨て、投降しなさい」
「繰り返す…」
 
装甲車のマイクが、ガナリたててた
 
チンピラ1「イラつくぜ」 
 
暫くして、外が、騒がしかった
 
チンピラ5「ヘリが屋上に 来たぜ」
 
ヘリが去って言った
 
 
チンピラ5が慌てて部屋に戻って来た
 
チンピラ5「奴らだけ、逃 げやがった!」
 
チンピラ1「なんだと!」 
 
睨み合いが続いてた… 
 
時折、マイクによる説得
 
そのたび、機動隊に、威嚇射撃をする、チンピラ…
 
チンピラ1「くそう!」
 
ダンッ! 
 
部屋の中に発砲した
 
孝志「どうだろう、…私が 、交渉してこよう…」
 「私の力があれば、犯罪 者も、罪にならん…」
 
チンピラ1「うるせー!」 
ダンッ!
 
また、発砲した…
 
チンピラ5「そんな力があ るなら、奴らは、何故、 お前を捨てて行った…」 
孝志「本当だ!」
 
チンピラ1「黙ってろ!」 
ダンッ!
 
孝志の直ぐそばに着弾した 
孝志「ひっ……!…」
 
 
チンピラ5は、窓から、怒鳴り、
逃走用の車と、包囲の解除を要求した
 
1時間と、タイムリミットを…… 
 
チンピラ1「その間に、こ の女、可愛がるか…」
 
水無月に銃を突き付けた
 
チンピラ1が、水無月の尻を撫でながら、耳を舐めた 
チンピラ1「いい身体してんなぁ」
 
「舐めろよ…」
 
チンピラが、ファスナーを開け、いきりたったモノを取り出した
 
「死にたくなき ゃ……」 
ボムッ!
 
水無月が、チンピラの股間に膝を…
 
俺は、玉を押さえ、苦しむチンピラに飛び掛かった、 
銃を、奪う為に!
 
チンピラ5「止めろ!射つ ぞ!」
 
バンッ!
 
銃声が、部屋に響いた!  
水無月が、スカートの中に隠し持っていた銃で
 
チンピラ5を、射った… 
同時に、機動隊が突入してきた
 
窓と、ドアを破って…
 
バンッ!
 
チンピラ1と、揉み合いになってた俺…
 
暴発した、弾は…
 
孝志の脚に当たったようだった
 

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