《MUMEI》
決別〜KOSHIHIKARI〜
「…つらいのは貴方だけじゃないのよ」
重い空気の中、米子が口を開いた。
「自分一人が草薙の血に苦しんでいるだなんて思わないで!」
米子はおもむろに服を脱ぎ、振り返った。
その背中には大きな傷か深々と刻まれていた。
「その…傷っ!?」
餅子は思わず口を塞いだ。
「そう、私も貴方と同じ草薙の血に苦しむ一人よ」
そんな二人のやりとりを、京子は冷たい目で見ていた。
(続く)

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