《MUMEI》

──オレは、卯月を家まで送ったった。





「ほな──月曜日にな」

「はい──ありがとうございました。‥ぁ、あの‥」

「?」

「また──出来ますかね、その‥」

「当たり前やん」





ほしたら、卯月は笑うた。





「──ほんとに今日は──ありがとうございました」

「構へんて。──ほなな」





さて──‥月曜からはまた学校やな──。





「──眞野」

「‥?」





何や‥?





誰かに呼ばれたような気ぃすんねんけど‥。




「‥‥‥‥どこを見ている。ここだ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫