《MUMEI》 高校生「ぁ‥‥‥学校だよ、何ていうか、小中高って三段階に別れてて──」 “──こうこうせいって、大変?” 「まぁ──‥それなりに‥」 “ハナも行ってみたいな──こうこう” 「ハナも‥?」 “うん” 「じゃあ──連れてってやるな」 “ほんとっ?” 「ぁぁ」 “じゃあ──ハナも一緒にお勉強するねっ” 「ぇ」 “どうしたの?” 「──ぁ、ぃゃ‥」 何というか‥。 「手毬、見つかったら──行くんだよな‥」 “‥‥‥‥‥‥‥” 「でも、また時々──」 戻ってくるよな? そう訊こうとしたら。 ぎゅうっと‥ しがみつくように、 ハナが腕の力を強めた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |