《MUMEI》 黒鶫「何か──企んでる‥とか」 “それって‥やっぱりお兄ちゃんの‥” 「───────」 “‥‥‥何でハナの手毬‥” 「ハナ」 “お兄ちゃん‥?” 「何か‥聞こえないか‥?」 “ぇ‥‥‥” ハナは顔を上げて、 キョロキョロと当たりを見回す。 “──っ──” 「ハナ?」 “どうしよう‥” 「ぇ‥?」 “黒つぐみ‥” 「クロツグミ‥?」 ぽかんとして薄暗い空を見上げると‥ 月明かりの中に、 ・ いくつもの点が見えた。 ‥それは次第に、 俺達に迫ってくる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |