《MUMEI》 苺飴“早く見つけなきゃ‥。早く‥” 「ハナ、落ち着けって──」 “──これ以上お兄ちゃんが危なくなるのはやなのっ” 「‥ぇ」 “だから‥早く手毬を‥” 「焦るなって」 “‥‥‥‥‥‥‥” 「──ぁ」 “どうしたの‥?” 「月──綺麗だな」 “‥うん‥” 少しだけ笑った、 ハナ。 “見つかる──よね” 「当たり前だろ?」 “──そう、だよね” 「──ほら」 “ぇ” 「キャンディ‥、えっと‥飴──苺の飴なんだけどさ」 “苺飴?” 「何にも食べてない‥んだろ? ──あれ、いらないのか‥?」 “お兄ちゃんのだから‥‥‥” 前へ |次へ |
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