《MUMEI》

ティータイムの後片付けが終わったら、

もう次は晩ご飯の支度をしなきゃなんない。





「今日は何作ろっかなぁ‥」





またカレーって訳にはいかないし‥。





レパートリー少ないのが辛い‥。





「──あっ、いたいた♪」

「ぅうわッ!!」

「あはっ♪ ビックリした?」

「み‥蜜君‥‥‥何故にここへ‥?」

「お腹空いたから──おやつ探しに来たの♪」

「おやつ‥?」





さっきケーキ食べたばかりじゃ‥。





「ねっ、何かある?」





蜜君は、

戸棚を開け閉めしながらお菓子を探し始めた。

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