《MUMEI》 喜びとつまらなさが入り混じった説明語。ルナは宇宙人ではナイのにね。それよりルナが施設にいたとゆうことの方が気になった。 あんまり一緒にいても仕方がないと思う反面、まだルナのことをあまり知らないぼくは、この状態を逃さないでいたかった。 氷が溶けて珈琲とは思えない残りを仕方なくゆっくり飲むことにした。 「涼鳴、君」 と名字で会話を続けようとしたので、琥珀でいいよと答えた。 「琥珀君ならもう知ってるよね、彼女小さい頃、交通事故で両親亡くしてるでしょ?施設はかなり厳しかったって話し聞いてるよ。イジメとか…そうゆう意味で。そこの園長が途中から見るに見兼ねてルナの引き取り先を探して、やっと今の生活が出来るようになったんだって」 図書館で逢って以来まったく会話をしてないルナ。もちろん身の上話しなんて有り得なかった。だってぼくが一方的につきまとっているのだから。だから余計に色々知りたかったし、施設で育ったことにも聞いて驚いていた。そして美羽の語りは続く。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |