《MUMEI》

感覚が冴えてゆくうちにそれはJUJUの寝てる布団ではないか?と理解し始める。次第にそれはさっきと違う別の恐怖感となり、震えが自己を占領しつつあった。

 おそる恐る、紅く染まった布団に手をかける。

けたたましいベル音で飛び上がるように目覚めた。一瞬何が起こったのか解らなかったけど、少しずつ覚醒して片手で携帯の目覚ましを落としそうになりながらやっと止めて布団に視線をやる。

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