《MUMEI》
本当の気持ち……
瞼に浮かぶ雁之助。
振り返らなかったけどきっと哀しい顔でだったはず。
「思い立ったが吉日よ。」
もう一度私の背中を叩く
……イテェよ!
「そうよね、私はどんなに電波でも強制的でも
ぷりぷりで幼い彼に興奮しちゃうんだもの
本能には抗えないよね!」
胸のつっかえがとれて意気揚々とエレベータから飛び出した。
「柿崎!ぷりぷり?幼いってどういうことよ
説明しなさい!」
彼女の叫びも虚しく、扉が閉まる。
待っていてね雁之助!
今、お姉ちゃまがお迎えに行きますから!
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