《MUMEI》

もう涙はすっかり乾いてしまった。一滴すら残ってはいない。根底に眠る強い自我は弱い自分との背中合わせ。鏡に映る自分の姿に違和感を感じる人間など有り得ない。

 記憶を司る脳が何も考えられず、ボロボロになってしまう前に。

 なんだか、疲れちゃったなあー

 この世界が存在し続けるとゆうのなら、私はもうこれ以上ここにはいられない。だってこの世はギブスを身に付けていないと何も出来ない世界なのだから。

もう終わりにしよう。

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