《MUMEI》

なんだか回線切れてちゃったなあー

 哀しいハズなのに、何だか妙に笑えてくる。
そうだ、JUJUが戻って来たときに今度は退屈しないように新しいグッズでも探しておこう。

 決して余裕がある訳ではない。ボーっと無気力になった後は何かをしていないといられなくなってしまうみたいだから。
 ぼくはおもむろに露店で物色をし始めた。そのとき

 キーーーー

 車の急ブレーキ音と共に、

 「ばかやろ!」

 街中に響き渡る男の怒鳴り声が聞こえた。

 すぐ目の前で起きた事件。イッタイ何が?あっとゆう間に横断歩道には人だかりが出来た。よく見えないけど、誰か飛び出したみたいだ。ひかれたのかな?間もなくパトカーと救急車が到着して、たくさんの群がってる輪を誘導し始めた。

 よく解らないけど、これ以上血を見るのはごめんだ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫