《MUMEI》

一つだけ言えることはーぼくにとっての愛情はルナにとって苦痛でしかなかったとゆうこと。そっと見守って上げなかったぼく自身を責めずにはいられない。
 そしてきっとJUJUはそんなルナの化身としてぼくの前に現れた。ルナは白い少女であり、白い少女はルナを意味するモノ。
ぼくはたくさんを得ようとして何ひとつ手に入れることが出来なかった。当たり前にある物の存在に、甘えていたのかもしれない。

 ルナはbluefishに見守られて部屋で細い手首を深くえぐり、幼い少女に戻ったルナはわずかな微笑みだけを残して窓から天使のように消えてしまった。
 あとから知ったのだけど、携帯には打ちかけたぼくへのメッセージ。何を伝えたかったのだろう?今ではもう何も知ることは出来ない…

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