《MUMEI》

事務所は雑居ビルの2階に構えられており、外付けの階段を登って出入りする様式になっている。



事務室は50平米ほどの広さで、そこには事務机が10机ほどと、あとは応接用のソファーに麻雀卓などが雑然と並べられていた。



事務室の奥には4畳半の仮眠室があり、其所にはシングルベッドが一つ置かれている。



事務所には常に誰かしら詰めて居なくてはならず、組員が交替で仮眠をとるのが慣らわしだった。



猪俣は、そこで束の間の眠りに就いていたのだった…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫