《MUMEI》

紅い目は、

俺達の前を滑るように進んで行く。





「──凄いな‥めちゃめちゃ明るい──」

“このお化けさんも、はやぶささんと同じみたい”

「いい奴、みたいだな──」





こうやって、

わざわざ照らしてくれるんだから。





‥?





でもこいつ──

喋ってないよな‥。





「ハナ、お前──こいつが思ってる事分かるのか?」

訊いたら、

ハナはきょとんとした。





“お兄ちゃんには聞こえないの?”

「ぇ──」





俺には、

聞こえない。





‥それに‥。





ハナや他の霊達の気配も‥

感じにくくなっているような‥。

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