《MUMEI》
男たるもの〜MADAMADA〜
「ん…っん…」

京子が目を覚ましたのは、きらびやかな豪邸の床だった。

天井にはシャンデリアがたくさんぶら下がっていた。ブラブラ揺れていて今にも落ちそうで危なっかしい。

「ここはいったい…?」

「ここは俺の豪邸だヌメ」

京子が振り返ると、そこには全裸のマッチョマンが立っていた。

勃って………いた。

「あなたは…まさか!?」

「そのまさかさ!」

なんとそいつは京子の、昔の彼氏

一文字であった。

(続く)

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