《MUMEI》 「──よし、着いたで。大丈夫か? 吹き飛ばされんように気ぃ付けてな」 「はい、ありがとうございました──」 「構へん構へん。はよ家ん中入り。風邪引いてまうで?」 「──あのっ‥」 「ん、何や?」 「──大好きですからっ」 「───────」 「ぇ、‥‥‥ぁっ、すいませんっ!!」 何で私‥ 別れ際にこんな事言ってるんだろう。 「俺もや」 「眞野っち‥?」 「──大好きやで、お前の事」 その笑顔は、 本当にあったかくて、 日溜みたいで。 凄く── 幸せな気分になった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |