《MUMEI》 無差別「──っ!!」 俺は‥ 反射的に目をつむってしまっていた。 けれど、 大鎌が振り下ろされた感覚は‥ ない。 「‥‥‥‥‥‥‥」 恐る恐る、 目を‥ 開けた。 「ハ‥ナ‥?」 ハナが、 立ち塞がっている‥。 ハナの目の前には、 ・・・ あいつがいた。 “───────” ぐらり、 とハナが揺れる。 そのまま、 横に倒れる。 その体が地面に倒れる寸前で、 俺はハナを受け止めた。 “──ヤレヤレ‥余計ナ事ヲ‥” 「お前‥っ何で‥‥‥。俺を狙ってたんだろ‥!?」 “禄ナ栄養ニハナラナイガ‥ナイヨリハ増シダ” その台詞に、 俺の頭で何かがぶち切れた。 ・・・・・・ 「‥ふざけるなよ‥」 “何ダト‥?” 「お前のせいで‥どれだけの奴らが‥」 “喧シイ” 奴は、 大鎌を振り上げた。 前へ |次へ |
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