《MUMEI》 「‥ま、お前が気にするこたねぇよ」 「ぃぇ、その‥」 「? ──ぁー、分かった分かった。デコピンの事な」 「〜〜〜〜〜〜‥」 「そんなに痛かったかよ」 「そんなに痛かったデス‥、!?」 「バンソコ張っ付けただけだろ」 「も‥もうちょっと優しく‥」 「文句言うな」 「ハイぃ‥」 ていうか‥ まだ痛いんデスが‥。 「──用が済んだら部屋戻れよ」 「ハイ、おやすみなさい──」 「‥蘭」 「──ぇ」 「‥‥‥何でもねぇ。ちゃんとドアの鍵閉めとけよ、チビ野郎が寝込み襲わねぇとも限んねぇしな」 「はいッ!?」 前へ |次へ |
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