《MUMEI》
絶対的、存在
熱も、下がったし、抜糸も終えた
 
体力も、戻りつつある
 
傷口からの、感染と
体内に残されてた、鉛の一部が、俺を、蝕んでたという…
 
公安部長の迎えで、
俺は、新幹線で、京都に向かった
 
護衛が4人……
 
公安部長「粗相ないようにしろよ」
 
釘を挿され、料亭に、…
 
執事らしき男が、俺達を座敷に案内した 
 
上座に座る、年寄り…
 
物々しい、雰囲気だ…
 
執事「公安部長、鹿島様と 、神無月様の、ご子息、 雅治様を、お連れしまし た」
 
老人「ご苦労…、」
 
席を、進められ、俺達は、着座した
 
公安部長「…おい…正座し ろ…」
 
小声で公安部長、鹿島が言った
 
老人「よいよい、楽にしな され」
 
俺は、胡坐のまま、老人を見た…
 
神無月のご子息?……
 
何の事だ?
 
老人と、官僚らしき奴ら、補佐官達に、その他取り巻き、
、俺と、公安部長…
 
15人の席だった… 
 
経緯を説明する補佐官
病室で、水無月や、公安部長から聞いた話しと、同じだ…
 
誰1人、目の前の食事や、飲み物に、手をつける人は、いなかった
 
老人「ホワイトハウスは、 何て言っておる」
 
官僚「内政には、干渉しな いと…」
 「米軍内や、自国での事 は、すでに対処済との事 です」 
 
老人「そうですか、…では 、予定通り、事をはこび ますかな」
 
官僚「はい、総理にお伝え します」
 
老人「頼みましたぞ」
 
何人かの官僚と補佐官が退室した
 
老人「その後の奴らの動き は、どうですかな」
 
公安部長「は、はい、今の ところ、目立った動きは ありません」
 
老人「くれぐれも、国民に 、被害無き様に、頼みま すぞ」
 
公安部長「は、はい」
 
老人「しばし、席を外して 貰えるかのう…」
 
俺は、皆に続き、席を立った
 
執事「雅治様と鹿島様は、お残り下さいませ」
 
雅治「?…」
 

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