《MUMEI》 助太刀俺はハナを木陰に隠して、 落ちていた枝を拾った。 それで思いっ切り、 そいつに殴りかかった。 一瞬怯んだものの‥ 大鎌は、 しっかり握られている。 「っ──」 どうすればいい‥? 「──!?」 何だ‥? ‥風‥? ──それだけじゃない。 ・・ 死神が、 大鎌を取り落とした。 「ぇ、何が‥」 “何しとんのや小僧、はよ拾わんかい” 「‥隼‥!? お前何で──」 “後にせぇ。そいつどうにかするんが先や” 前へ |次へ |
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