《MUMEI》 一ヶ月後あれから‥ 一ヶ月が過ぎた。 俺は‥ 手毬を抱いて‥ ただぼんやりとするばかりだ。 「‥‥‥ハナ‥」 あの時、 目をつむらなければ。 俺が‥ ハナを‥。 「っ‥‥‥」 ハナは、 消えてしまった。 俺のせいで。 「くそっ‥」 何で‥ あの時‥っ。 “──お兄ちゃん” 声が、 した。 「ハ‥‥‥ナ‥‥‥?」 ハナの、 声が‥ した‥。 “お兄ちゃん、ハナはここにいるよ” 前へ |次へ |
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