《MUMEI》 座敷童?「───────」 外は雨。 僕は、 いつものように本を 読んでいた。 「!?」 何かが、 天井裏から落ちて来た。 「ぇ‥」 女の子だ。 女の子が‥ ・・・・・ 落ちて来た。 「あの‥君──‥誰?」 訊くと、 その女の子は涙目になりながら体を起こした。 そして、 ちょこんとその場に正座をして‥ ・・・ “‥‥‥座敷童だ” そう言った。 「ぇ」 僕は驚いて、 固まった。 「座敷童?」 「そうだ。知らんのか?」 「ううん、知ってるけど‥、でも座敷童って‥押し入れに住んでるんじゃ‥」 「それは‥‥‥最近の家は和室がないから‥仕方なく天井裏に潜んでいたのだ」 前へ |次へ |
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