《MUMEI》
魔王宮へおいで
バキャー!

僕の右ストレートが
男の頬に炸裂した。


『い、痛い!相変わ
らず酷い扱いだな〜
ラルム…』


…誰のせいですか?
全く、もおっ…

でも…モモンガ君の
元の姿がこんなに格
好良いなんて反則だ
よ〜、セクハラは変
わらないけど…


はっ!しまった!
この人は…
重大な事実に気付い
た僕は慌てて姿勢を
正した。


『すみません、魔王
様、知らぬ事とは言
え数々の無礼な振舞
い…なんとお詫びす
れば宜しいでしょう
か?』


『んーそうだな!
ラルム〜お前、魔王
宮に来い!』

魔王様はニッコリ笑
ってそう言った。

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