《MUMEI》

「鳳君っ、だ‥大丈夫‥?」

「──っ‥──‥」

「ぅゎ‥」





ヤバい‥

早く熱下げないとっ‥。





「と‥取りあえず‥ベッドに‥」





流石に担げないから‥

半分引きずるみたいな感じになった。





「ぃ‥今、氷とタオル持って来るからっ」





ちょっと前まで‥

元気だったのに。





何でいきなり‥?





「あれ、ランどしたの慌てて──、ラン‥?」

「熱‥‥‥」

「ぇ?」

「‥鳳君が──熱‥出して‥、物凄く熱くて‥‥」





早く‥

何とかしてあげなきゃ‥。

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