《MUMEI》 「ょ‥‥‥よしっ」 これで何とか‥。 「‥‥‥母‥さん‥?」 「ぇ」 「‥蘭か‥」 鳳君、 目が覚めたみたい。 「──‥お前‥何でいんだ‥?」 「ぃ‥いえ、あの‥スイマセンっ、お邪魔してますっ」 「‥何でいんだって訊いてんだけど」 「ぁ‥‥‥ぁ‥えとっ、看病をですねっ」 「‥看病‥‥‥?」 「熱──あるから‥」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「鳳君‥?」 「‥‥‥‥あんがとな」 呟いて、 鳳君は壁の方を向いた。 「‥お前‥」 「?」 「──母さんに似てる」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |