《MUMEI》 「──ラン、何作るの?」 「鳳君お腹空いたみたいだから、何か──」 「じゃあ雑炊がいいよ♪」 「雑炊?」 「風邪引いた時ね、ママが作ってくれたの♪」 「──そっか──」 それなら、 やってみるっきゃない。 「‥よしっ‥」 鳳君の為に一肌脱ぎますか──。 「ボクもお手伝いしよっか?」 蜜君が椅子を引っ張って来て、 隣りに座った。 「作り方、ボク知ってるよ♪」 「ぇ、ほんと?」 「うん♪ だから手伝ってあげるねっ」 蜜君は椅子から飛び降りて、 材料を捜し始めた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |