《MUMEI》

10分位経って、

雑炊が完成した。





「──出来た出来た♪」

「味見──してみる?」

「いいのっ?」

「うん」

「やったぁ♪」





早速小皿を持って来て、

蜜君は雑炊を味見した。





「どう‥?」

「ん〜〜〜♪」





──美味しいみたい。





「ねっ、余ったら食べていい?」





土鍋を覗き込みながら、

蜜君が目をキラキラさせてる。





「捨てちゃうの勿体ないでしょ?」

「ぁ──‥うん」

「わぁい♪」

「──じゃあ私──鳳君にこれ届けて来るね」

「うん♪」

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