《MUMEI》

ガンガンガンガンガンガンッ!!



残った銃弾のすべてを喰らわせた。



男達は断末魔の悲鳴をあげて崩れ落ちた。



…チャリリンッ…!



薬莢が床に散らばる音が止むと、事務所は静かになった。



猪俣はその場に身を屈めて、生き残りが居ないか警戒していた。



硝煙の煙が、開け放たれた事務所の入り口から、外へと流れ出ていった。



外は激しい雨が降り続けている…。

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