《MUMEI》

「何言ってんだか、飽きっぽいお前だって外人のおやじ一人に何十年も骨抜きにされてるじゃねーか、いや、佐伯みてーな我が儘な奴に何十年も堪えているシェスターさんが凄いのか、全く俺だったらお前みたいな奴一時間だって無理だね」





「馬鹿ヤロ〜!俺の魅力が分かってねーのは秀幸だけだっつ〜んだ!
こんな美青年誰もが抱きたくて抱かれたくて股間エレクトしまくりだっつーのに!」




「エレクトって…おい……ぅっ…!」




佐伯はテーブルに身を乗りだしてきたかと思うと俺の唇を柔らかく塞いできた。



「プハッ!
こら!やっていいことと悪いこと…」




慌てて後退り逃げると佐伯はニヤニヤしながら俺の隣に来た。





「なー、そういや俺達まだヤッた事ねーな?、なあ秀幸たまってねーか?俺一発抜いてやるよ」





「ばっ!馬鹿か!俺は男は駄目だ!」




俺の股間を撫でだした佐伯の腕を慌てて掴む。



裕斗よりも少し太い腕、でも俺なんかより全然細い。


「裕斗君だって立派な男だろーが、あの子身長高いし可愛いって言うよりカッコイイ部類だし、ほら俺の良さを体で教えてやる!
有り難く俺に欲情しやがれ!」



佐伯は言い終えた瞬間再び俺の唇を塞いできた。




今度はヌルリと舌が侵入し、いきなり舌を絡み取られ吸われだす。


「〜〜ッ!んぅ〜!」




何だか力が抜けて掴んでいた手元が緩み、佐伯の手は再び俺の股間をまさぐりだした。


悔しいが!



悔しいがうますぎる!!




何とも思わねー相手なのに勝手に体が熱くなりやがる!





は〜…

男の体って情けねー…





「ふふ、エレクトしてきた…」





デニムのファスナーをゆっくりと下げられ、ボクサーの上から巧に撫でられだす。


「も〜!、分かったから!分かったからもう駄目だっ!


俺は裕斗だけなんだ!ワリイけどお前とは出来ねえ!勃起して説得力ねーかもしんねーけど出来ねーもんは出来ねえ!」


「意地張るなって、いーから抜いてやるから」



佐伯は細い癖に馬鹿力だ。



もの凄い力で抱きしめられ、耳の穴に舌先を侵入させてきた。


「〜!、ふッ!」




クチュっとした音、ゾワゾワする何とも言えねー感覚。




「たまには抱かれてみな?」



「ゴルあァ!馬鹿ッ!だから俺は!」





ああ…、力はいんねえ……



「あのー、もうそろそろ許してやって貰えませんか?
秀幸泣きだしてるし」



「いや、せっかくだから一発やらしてよ」




「えーそれは困ります、秀幸のバックバージンは俺が奪うつもりだし」



「なっ!ななななっ!!」

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