《MUMEI》 妹“住んでいた、というか──‥まぁそういう事になるな” しずくは呟いて、 正座しなおすと── 暫く黙っていた。 “お前、意外と肝が座っておるのだな” 「ぇ?」 “私が恐ろしくはないのか?” 「えっと──‥」 何だろう── 見た目は人間と変わらないみたいに見えるし‥ 悪いお化けじゃないみたいだし‥。 「──ねぇ?」 “?” 「妹にならない?」 “‥何‥? 妹‥?” 「ぁ‥ごめん、ちょっと思い付いただけ──」 “ふむ──悪くはないな” 「ほんと?」 前へ |次へ |
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