《MUMEI》

何‥

この会話‥‥‥。





何でみんな──

そんなに冷たい目で鳳君を見てるの‥?





「執事の人は数年前に倒れたらしいし──」

「あの子も可哀相に‥‥‥あんな家に貢がされて」

「‥な‥」





何言ってんのあの人達っ‥。





「ちょっと待ってよ!」

「バッ‥蘭黙ってろ」

「2人のご両親はどうだか知らないけどっ‥鳳君達はずっと頑張って来たんだからっ」

「──蘭っ」

「柏木さんが倒れてからだって‥鳳君達は追い出したりしなかったし‥‥‥家族同然って感じに3人で──」

「黙れっつってんだろ」

「‥私は!」

「!?」

「私は‥三門家で‥鳳君達と一緒に暮らして──楽しいから」

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