《MUMEI》

雅治「…茜…どうした?」 
茜の顔が…青ざめていく… 
茜「…そんな…こと…」
 
雅治「…どうした…」
 
 
茜「…叔母さま……」
 「…母の…姉です…」
 
雅治「!なっ……」
 
茜が俺を見た
 
 
茜と俺…血が、繋がってる……
 
茜「…間違い、ないと…思 う…」
 
雅治「爺さんが言ってたな …神無月…とか…」
 
茜「母の…旧姓です…」
 
雅治「いや、俺の母の旧姓 は……」 
 
茜「戸籍は、どうにでも… 」
 
 
雅治「……」
 
茜「…お爺様は、知ってらしたのね…」
 
雅治「…信じられない…」 
茜「確かめに行きましょう 」
 「私の生家へ」
 
 「完成品の、手掛かりに なるかもしれない…」
 
雅治「…行こう…」
 
茜「うん」
 
 
 
茜の提案で、
今居る、この場所は、バレてなさそうなので、
万が一、何かあったら
ここで、落ち合う事にした……
かなり、危険が伴うようだ……
敵にも、マーク、されてるだろうし、間者も、多く居ると…
予想される……
 
 
雨の中、俺たちは、歩いて駅前まで行った
 
 
タクシーを拾い、六本木ヒルズへ、向かった
 
 
 
俺や、茜が 柴崎の名前で住所を置く、一室へ
 
エレベーターホールを降りると警備員が居た
 
それなりに、セキュリティがあるが…
 
雅治「敵に、ばれてるんだ ろ…ここは…」
 
茜「えぇ、でも、手出しす るのは、容易じゃないわ 」
 「ここで、激しいドンパ チしたら、日本の中に、 かなりの敵を作るわ」
 
 「一応、ルール上は、停 戦場所ね……絶対では、 ないけど」
 
茜と、打ち合わせをした
 
窓の外には、東京タワーが見える…
 
茜「シャワー浴びて来ます 」
 
雅治「一緒に、入るか?」 
茜「……」
 
雅治「嫌か?」
 
茜「血が繋がってるのよ」 
雅治「今更、止められない な…俺は、お前が欲しい 」
 
茜「……」
 
困惑した顔をしてた
 
雅治「行くぞ…」
 
茜「あっ…」
 
茜の手を引き、バスルームへ…
 
 
裸でキスをしたが、茜は躊躇してた
 
拒みはしないが…
 
俺は、茜の髪を洗った
 
茜「上手ね……」 
 
雅治「身体も、洗ってやる よ」
 
美しい身体だ…
 
俺は、茜を欲して、いきり立ったままだった
 
茜は、身を任せてはいるが、口数も少なく、
色っぽい、雰囲気ではなかった
 
 
軽く、アルコールを入れ
 
茜を抱きしめて寝た
 
暗いベットの中で
 
茜「ごめんなさい…」
 
小さな声で、茜が言った
 
俺は、茜の頭を抱き止せ
 
雅治「寝ようぜ…」
 
そう言って、会話を終わらせた
 
 

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