《MUMEI》
怖くない
「ぁ‥あのね?」

“‥何だ?”

「──僕──怖くなんかないよ?」

“‥何‥?”

「僕はしずくの事、怖くないから」

“変わっておるな、お前──”

「そうかな──」

“うむ。お前は変わっておる”

「───────」





そうかな──。





僕は、

しずくが怖くない妖怪だから、

そう思っているだけなんだけど──。





“──光”

「?」

“お代わり──しても良いか?”

「うん。ちょっと待ってね、今持って来てあげる」

“すまんな──何せ数十年振りの食事なものだから”

「数十年‥」





しずくは寝ていたって言っていた。





けど──

本当はどうなんだろう。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫