《MUMEI》

楓「そこの殿方を、拘束し なさい」
 
俺は周りを囲まれた
 
茜「しばらく、我慢してて ね」
 
明るく、笑顔で言う、茜
 
……マジか?……
どう見ても……俺、ピンチじゃん……
 
 
別室に、丁重?に、案内された
 
 「そこで、おとなしくし てろ」
 
突き飛ばされて、部屋の中へ…
 
…立派な、和室だ…
…畳も高価だな…
 
部屋の四隅には、男が立ち、俺を監視している
 
……はぁ……ゆうつだ…
 
 
 
何時間待った事か…
 
俺は、飽き飽きして、居眠りしてた
 
いきなり、殺されたら…
…どの道、助からないよな…
開き、直りだった
 
昨晩、あまり、寝れなかったし…
 
 
誰かに、起こされた
 
雅治「ん?……」
 
 「起きろ…」
 
雅治「ぐがぁっ!」
 
起こされ、いきなり、腹に拳が……
 
 「礼儀をわきまえな」
 
一気に目が覚めた
 
戻しそうに、なるのを、必死でこらえた
 
 「図々しく、居眠りしや がって…」
 
また、拳が飛んで来た
 
ガンッ!……
 
俺は、左の頬に、拳をもらったが、
 
俺の拳は、こいつの、左目を捕らえた
 
雅治「礼儀だと?…」
 「客人に対して、これが お前らの礼儀か!」
 
俺は蹴りを相手のこめかみ目がけて、放った
 
浅かった…
 
 「うらぁ!!」
 
タックルをくらい、もつれながら、殴り合いになった 
見張りの4人も加わり…
 
俺は、ボコられた……
 
勝てるはず…ないよな…
 
両肩を押さえられ、拳が! 
腹筋を、裂かれるような拳だった
 
呼吸が出来ず、横隔膜が痙攣する…
 
胃液が込み上げて来た
 
 「吐くんじゃねーよ!」 
ドンッ!
 
背中に、衝撃が…
 
畳の上に、倒れ込んだ
 
髪を掴まれ、引き起こされた
 
 「茜様に取り入った、ゲ ス野郎がぁ、死にやがれ 」
 
短剣を、剥き身にして、持ってた
 
頬に、冷たい鋼が当たる
 
「泣いて、詫びれば、許し てやる……」
 
殺すなら、さっさと殺してるはず……
 
何だ、この、半端な男は… 
「全て忘れて、帰るんだな 坊や…」
 
俺は、自ら、歩みより、頬が切れた
 
深くはない…躊躇して、手を引きやがった…
半端野郎が…
 
雅治「誰に、モノ言ってん だ、小僧…」
 
拳を強く握り、顔面に叩きこんだ
 
一度ひるんだ男なんか、怖くはない!
 
馬乗りになって、顔面を乱打した
 
俺は、取り押さえられた
 
かなり、暴れたせいか、服は引き契れ、頬から出た血が、シャツを赤く染めた
 
 
楓「何事ですか!?」 
 
楓が来た
 

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