《MUMEI》
京子立つ〜stand〜
京子はいつの間にか血塗れのハンマーを握りしめていた。

目の前にはピクリとも動かなくなった一文字が横たわっていた。

「しもた、やっちまった…」

京子はやってしまった。怒りのあまり一文字を殴ってしまったのだ。

「どないしょーか…まずは証拠隠滅しないと」

京子はまず凶器のハンマーを始末することにした。

「このハンマーは砂糖でできているから、食べればいいわね…」

京子は砂糖でできたハンマーを食べることにした。

「がつりがつり、むしゃむしゃり」

ものの数秒で砂糖製のハンマーを食べてしまった。

「口の中がベッタリするわ」

なので、うがいすることにした。

近くにあった水道を捻り、水を出した。そこからは変な液体が流れてきた。

「ちょwwうはww私涙目」

蛇口から出てきたのは白くドロリとしたものだった。

「まぁ飲むかな。ごくりごくり」

「うわ不味」

京子、不愉快になった。

(続く)

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